いつもお世話になります、まつした(@flowerpower_ht)です。
こんな夢の実現にむけて準備しております。
ご興味ある方、ご協力していただける方、ぜひご連絡ください(^-^)/
5月、園芸療法プログラムには快適な日々
最近、晴れ晴れとしたとても爽やかな日が続いています。
湿気もなくからっとして、日差しはちょっと熱いけど過ごしやすい日々。
このような最適な日が一年のうち何日あるか、きっと数十日しかない気がします。
園芸療法プログラムを戸外でしようと思っても、天気が悪かったり暑かったり寒かったり風が強かったり、なかなか実行できないものです。
この1年のうち最高な時期は戸外で園芸ができたら、利用者のみなさんもどんなに楽しまれるか。
効果もかなり違ってくるはずなのです。
しかし、いまはそういったセッティングがないのでできません。
そこで先日も室内で園芸療法プログラムを行いました。
園芸療法プログラムふたたび
草花をプランターに植えるのですが、まずは草花の紹介から。
名前を知っているひと知らないひと、さまざまですが、花を見るとみなさん表情が変わります。
そして土に触れ、植えること。
土に触れると自然と腕が手が動きます。
麻痺のある方への園芸療法プログラムの影響
今回も麻痺のある方は、麻痺側の手でプランターをおさえたり、といった無意識の動きが見られました。
リハビリだから麻痺のないほうの手で麻痺側の手を動かしましょう、などというリハビリ体操はよくあります。
しかし、動かしたい、動かさなきゃ、という衝動や気持ちが自然と麻痺側の手を動かす。
いつのまにか動いていることがあります。
まさにリハビリの最たるものです。
いや、むしろリハビリとは呼ばないのかもしれません。
こういった思いや動作はひととして自然な動きなのですから。
園芸療法プログラム 認知低下のある方の行動
また今回、認知低下があり、つねに傾眠がちだった男性の利用者が参加されました。
その方以外の周りの参加者が草花を植え始めたとたん、目覚めて草花の植え方をアドバイスし始めました。
そのうちご自分でも立ってプランターに草花を植え始めました。
最後には出来上がったプランターを自分で抱えて外に出し、水やりをしました。
80歳後半の方です。
実は以前、定年後、農業を教える学校で講師をされていたそうです。
あらためてそういった事実を知ることができました。
その後はいつもうつうつ寝て過ごす午後と違う行動がみられました。
いつもあまり参加しないカラオケで歌い、口数も多く、表情もいきいきとされていました。
これも認知低下に対するリハビリ、と言えるのではないでしょうか。
わたしや職員が何をしたわけでもないのです。
草花がそこにあり、植える、という作業がそこにあっただけなのです。
20年近くこういった園芸療法プログラムを続けていますが、常に新しい発見があります。