園芸療法士になってから;振り返る挫折の日々

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いつもありがとうございます。

まつした(@flowerpower_ht)です。

 

 

園芸療法事情、アメリカと日本の違い

 

アメリカで認定を受けた園芸療法ですが、

インターンシップでなく自ら仕事を始めたのは2005年、帰国してからです。

 

帰国して、さあこれから園芸療法でやっていこうと意気込んで

アメリカにいたときに知り合った、東京で園芸療法をしている、という団体と一緒に

まずボランティアから始め、そのうちリーダーになってお金をもらって働きはじめました。

 

ところがこれらは園芸療法ではなく、たんなる老人ホームのレクリエーションだった。

セラピーとしての要素はなかったのです。

 

一方、某カルチャースクールで園芸療法を教えて仲間を増やそうとしたが、

これもまた参加はされるものの、受講したらそれまでで、

何か園芸療法的なものを始めようというひと、一緒に園芸療法をしようというひとは皆無でした。

 

日本人は勉強して資格を取ったらそれで満足してしまうひとが多い。

何かに使おう、それで生きていこうというひともいるけれど、世界の中では圧倒的に少ないと思います。

資格取得が趣味、ということならしかたないですが、

対価を払って勉強して時間をかけ、資格を取ったのなら、

そのお金と時間(=お金)を取り戻す、それ以上に儲けてやる、くらいの勢いで利用すべきだと思うけれど、

どのくらいのひとがそんな野望を実現できるだろう。

 

お金の話をすることはけして下品ではない、わたしたちはそれで生きていかなければならない。

 

 

アメリカ時代のように、思うようにはできない

 

話が逸れました。

 

その頃、園芸療法を行うにも、広げるにしてもすんなりいかない、難しい状況に

先行きを絶たれてどうしようもなくなってきた。

アメリカにいたときのように仲間ができない、語り合う仲間もいない。

それはもっとやり方があった、あるのだとは思いますが、

園芸療法をしているひとに会うたびに思うのは、団体を作っているところもあるけれど、

強くつながっていない、結局個々で活動しているという印象が強い。

そうでない人たちもいるし、皆がみな、そうではないのでしょうけれど、

2005年に帰国してからいまも、例えばアメリカ園芸療法協会のような大きく強いつながり、勢いを感じない。

 

アメリカではノリが良く、園芸療法をちょっと知っていたりすると、インターンシップに来たアジア人のわたしにも

あまり怪しむことなく「うちでやってみてもいいわよ」と気軽に受け入れてくれる施設が多かった。

そして最初はボランティアで行っていたら、そのうち材料費や少しだけおこづかいをくれるようにもなりました。

 

しかし、日本ではそんなふうに気軽にことが運ぶことはなかったのです。

 

個人で施設や病院に掛け合っても、断られる。

ボランティアでは受け入れている、土を使うことはダメだ、などさまざまなハードルが待っていました。

そう、園芸療法だけでは「お金にならない」「食べていけない」のです。

 

その病院だけかもしれないけれど、園芸療法を学んだアメリカの病院のリハビリ室では

PT、OT、そしてHT(Horticultural Therapy、園芸療法)のブースが並んでいた。

そしてドクターのリクエストでそれらがリハビリとしてバランスよく行われていた。

 

リハビリ室に来れないひとの場合、ベッドサイドでも土を使うことができた。

しかし日本で病室に土を持ち込むのは難しい、ましてや触れることなんてできない、と

日本の衛生ガイドラインに疑問を感じながらあきらめざるを得なかった日々。

 

そして考えたのが介護、そしてリハビリの世界へとつながっていきます。

 

過去ブログ。

アメリカ暮らしのときのことから帰国後、

作業療法士になるまで、なったあと、

いろいろですが、こちらもよかったらどうぞ。

「園芸療法士の日々 colorful days

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