園芸療法;彼のこと

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昨日の記事の写真の彼B氏は、
知的障害者。
くわしくはわかりませんが、
接してみているとたぶん知能は小学生低学年くらいだったと思います。
実年齢は60代?歩くにはウォーカーが必要で立位が支えがあればとれるくらいのADLでした。
この施設には自閉症、ダウン症、老人性うつなど精神疾患を持ったひと、たしか18歳以上の方々が通っていました。
園芸療法を始めたときはみなに警戒され、
だんだんとうちとけると話しかけてくれるようになりました。
障害者の方の英語はより理解が難しかったのですが、
心が通じ合うというのか、まさに関係性が築けたのだと思います。
特にB氏は私たちのくるのを心待ちにしてくれて、提案する活動すべてに臆せず取り組んでくれた。
とても真面目で繊細でした。
帰国が決まり別れるときには泣いてしまった彼ですが、
わたしの後任がいたので園芸療法は継続できるだろうと安心して帰国しました。
しかし10年ぶりにアメリカに行ったときに後を任せたひとに会い聞いたところ、もうその施設には行ってない、と聞かされ、残念に思いました。
英語も不確かなアジア人がいきなり施設に来て園芸療法をやらせてくださいと言うのだから施設の人も戸惑いますよね。
それを10か所以上繰り返していたのだから、変なアジア人がいる、と噂になっていたかもしれません。
でもアメリカの施設は寛大で、ほとんどで活動することができました。
15年前くらいだから今より寛大だったかもしれません。
この障害者施設B氏はいまどうしているだろう、写真を見ると懐かしさがこみ上げます。
「今日は天気がいから何もしないで外に出て座ろう、ほら一緒においでよ」なんて子どもみたいに誘ってくれて、今日は園芸なんてもういいか、とわたしも放棄したりして。
楽しい思い出です。

 

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