園芸療法の効果。片麻痺のひとへのアプローチ

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こんにちは!作業療法士で園芸療法を実践しております、まつしたなおみ(@flowerpower_ht)です。

 

園芸療法は対象者を選ばない!

 

いままで高齢者や認知症のひとたちに対する園芸療法プログラムを紹介してきたのですが、ほかにも身体機能へのアプローチ、たとえば片麻痺の方のリハビリとして園芸療法を行っています。

 

もも

片麻痺っていうことは片手が使えないことが多いでしょ?
どうやってやるの?

 

まつした

片手でもできるしお手伝いすれば大丈夫。
麻痺のある手も作業に参加できればもっといいよね。

もも

そりゃそうだけど、動かない、動きにくい麻痺の手を動かすことができるの?

どうやって?

まつした

それがね。

不思議なことも起きるのよ。でも魔法じゃないんだよね。

もも

どういうこと??

 

身体の事前の評価が大切

 

麻痺した手指はひとによって動きや状態がさまざまです。

  • 自分で腕、肘、手、手指が動かせるか、動かせるとしたらどのくらいなのか、どんな動きなのか
  • 動くとしたらどの程度動かせるのか
  • 身体全体はどうか、立てるか、立てたとしてどのくらい維持できるか

などを事前に見ておかないといけません。

 

なぜ見ておくのでしょうか?

 

そのかたの「している動作」「できる動作」を見極めることでどんな園芸療法プログラムを提供すればいいかを選択する大きなカギになります。

 

例えば麻痺した腕がまったく動かせないかたは麻痺していないほうの手だけで園芸することになります。

そういった場合にできる園芸活動ってなんだろうと考えます。

たとえば花を鉢に植える場合、どこまで何ができるか、そのかたが作業しているところを思い浮かべます。

  • 鉢に土を入れる
  • 花をどう植えるかデザインする
  • 花の苗に土をかぶせて完成
  • ラベルに植えた日付を書いて鉢にさす
  • 水やり

 

どうでしょうか。

麻痺していないほうの手ですべてできそうですね。

植え終わった鉢を持ち上げてどこかに移動させるときは重いのでお手伝いしなければいけないかもしれませんが、ほとんどの作業は片手で行うことが可能です。

 

麻痺手が動くときがある?

 

でも花の苗はだいたいプラスティックのポット鉢に入っていて、その鉢を取り除いてから植えなければなりません。

↑こういった苗のポットです

 

このポットを片手で取り除くことができるでしょうか?

もも

うーーん、むずかしいよね。。

 

自分なりに工夫して苗を「横にして」取り除くひともいます。

一方、麻痺した手指で苗をおさえ、ポットを麻痺の無い手で取る、というひともいます。

麻痺した腕、手が持ち上り手指でおさえることができればこの作業が可能です。

実際、動きにくい麻痺手でもそうやっておさえる様子がみられることがあります。

 

 

また、「ラベルに日付を書く」。

もも

これもむずかしい!

 

ラベルを片手で押さえてもう一方の手で書かないといけないのですが、ラベルの下に滑り止めシートを敷くとラベルが動かずマーカーで字を書くことができます。

このときもラベルをおさえないと書くことができない、とわかったときに麻痺手をあげてラベルをおさえようとする動きがみられることがあります。

 

動かしたいから、動く、動かす

 

こうやってふだん(麻痺があるからこそ?あえて?)使わない、使いにくい麻痺した手でもがんばって動かす。

もしくは使わないとできないと思ったときに衝動で動かす、動く様子がみられることがあります。

 

強い気持ちがひとのからだを動かす。

 

いままで、園芸療法の際、麻痺のある手指を「動かしてみてください」などと言ったことはありません。

こういった場面を作る。誘う。

それだけなのです。

作る場面が、キーです。

 

 

もも

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