週刊誌でよく取り上げられる「認知症は〇〇で治る!」「認知症は防げる!!」
真偽のほどはいかに?
「認知症治るのなら・・・」「認知症になりたくない!」
だったら「ダメ元でもやってみたい!」と思うのが人間の気持ち、だと思いませんか?
「認知症にはなりたくないよ。死ぬまでボケたくない。ボケたとしても治るならいいのになあ・・」と思っているのじゃないですか?
認知症予防や治療につながるのではないかと言われているものの一つとしてよく取り上げられるのが、「園芸療法」「園芸活動」です。
園芸療法 日本人は植物や土を触るのが好き?
「特に日本人は農耕民族だから土に親しんできた。だから特に土や植物を使っての活動は脳の賦活に役立つ国民である」
などという記事を見たりもしますが、高齢者と関わっていて実際農業や園芸をやったことがある人は、今やもう少ないです。
郊外に行くと、もともと農家で手伝いをしていた、という人は確かにいますが、だからと言って農業、園芸が「好き」な人たち、とは限りません。
両親が農家だったから「仕方なくあとを継いでいた」といった「やらされ感」をもっている人がいるのも事実です。
そのため、もう一度農業ができるようになりたい、と思っている人は案外少ないように感じます。
園芸療法 園芸や農業をする人は長生きする、って本当?
わたしの祖母の話で恐縮なのですが、彼女は農家から農家に嫁ぎ、101歳で大往生しました。
特に大きな病気もなく、老衰に近い亡くなり方だったと覚えています。
彼女には毎日の日課がありました。
作っている米や畑の作物を見て回ることです。
自分で歩けるうちには自分の足で歩いて回っていたけれど、そのうち歩くことが難しくなった時には毎日水田や畑を訪れることはなかったでしょう。
この、毎日「外に出て」「陽にあたり」「季節を感じながら」「歩く」。
そして、好き嫌いなく「よく食べる」「よく寝る」人でした。
ほとんどボケることなくひ孫と喧嘩しながらも「刺激を受けて」生活する毎日だったようです。
長寿の人、認知症になりにくいと言われる人たちに共通する項目を全てクリアしていたわけです。
- 毎日の日課、仕事がある
- 屋外に出て歩く、運動する
- 太陽の陽を浴びる、風に当たるなど季節を感じる
- よく食べる(食べ過ぎではない)
- ストレスが少ない、ある程度のストレスや刺激はある
- 夜はよく寝ている
園芸療法 園芸、農業は体と心の栄養
祖母は恵まれた環境で過ごしたわけですが、決して裕福ではなくむしろ金銭面では苦労した人です。
幼少の頃は養女に出されたため、苦労して育っただろうことは想像にかたくありません。
それでもお金の問題ではなく、暮らし慣れた環境が健康を保つのに役立っていた、それだけなのです。
農業や園芸を好きで歩ける間は時間があれば外に出て仕事をしていた、という祖母のことを考えると、やはり園芸療法は認知症予防や長寿に無関係ではないな、と感じます。
