作業療法士になって;パワーアップしていった園芸療法だったが

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いつもありがとうございます。

まつした(@flowerpower_ht)です。

 

 

作業療法士になってからの園芸療法

 

このようにして作業療法士になってから、リハビリに園芸療法プログラムを導入することになったわけですが、

そしてもっとも大切なのは、プログラムを実施しているけれど、

実際どういうふうにプログラムが実施されているか、

何をしていてどんな反応が見られ、どんな効果(良いことも良くないかもしれないことも)が

出ているかを、職員はもちろん、利用者の家族、ケアマネジャーに知らしめることです。

一部の、園芸療法プログラムに関わっている職員だけが見て知っているだけでは無意味、

その実際をできるだけ広く知ってもらうことで長く継続できる、というわけです。

 

わたしは利用者の連絡帳に実施ごとにやったことや効果、話した言葉ややりとりを記して

持って帰ってもらっていました。

 

毎月2回の職場の会議ではまとめて発表。

そして会議に出ない非常勤職員にもわかるよう、壁新聞にした園芸療法プログラム通信を

毎月作成、職場内に貼り出していました。

貼り出すことで施設を訪れた園芸療法プログラムに参加していない利用者や家族の目にも触れ、

興味を持ってもらい、問い合わせを受けることがありました。

 

そして、なんといっても園芸療法プログラムで植えたもの、

草花や野菜は屋上や玄関に置いてあるので、

なぜ、だれが作ったか明記しておけば嫌でも目に触れる。

 

 

園芸療法プログラムだけでおさまらないリハビリの効果

 

そんなふうに周りを巻き込んで発展していき、

参加している利用者によっては園芸だけでない活動がみられました。

 

たとえば、植えた草花をスケッチする、採れた野菜を自宅で料理し

その写真を撮って日記にする。

園芸に関する映画を見に行きたい、と提案、プログラム参加者と一緒に映画を見に出かける、

勉強のため植物園に行きたいという申し出があり、外出企画を利用者の考えで行う、など。

 

それらはまさに、理想のリハビリでした。

 

職場をとおして雑誌への掲載もあり、日本各地からお手紙や問い合わせを

いただくようにもなりました。

近隣の大学と知り合い、学生が福祉の授業で職場を訪れて利用者と交流、

反対に大学に誘われて、こんどは学生の課題の一環で園芸療法プログラムを大学で受ける、

大学の庭を見に行くなどの体験ができました。

いわゆる社会交流です。

 

市の公園に年2回訪れ、利用者自身が季節の草花の植栽をする。

東北の震災の募金のためにチャリティーバザーを企画。

バザーに出す苗を育てたり押し花で作ったしおりなどを売って集まったお金を募金するなどの

社会貢献も担っていました。

 

一方、園芸療法プログラムを行うひと、手伝うひとたちへの教育として

介護職で園芸に興味のある数人に園芸療法プログラムが自分たちだけで行えるようマニュアル作製し、

それをもとに実施してもらい後継者を育てるところまで発展していました。

 

 

頭打ちになってしまったプログラム

 

こんなふうに少しずつ広がっていった園芸療法プログラムですが、

ある時期をさかいに中止になり、わたしも職場を去ることになりました。

 

まだまだアイデアが広がる一方で、残念な結果となってしまいました。

行い足りないという不満、急に終わってしまった園芸療法プログラム。

参加していた利用者、そのご家族にはほんとうに申し訳ない気持ちでした。

わたし自身、なにもかもしばらくやる気をなくしてしまった時期がありました。

 

過去ブログ。

アメリカ暮らしのときのことから帰国後、

作業療法士になるまで、なったあと、

いろいろですが、こちらもよかったらどうぞ。

「園芸療法士の日々 colorful days

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