機能訓練指導員、リハビリ職としてのリハビリの形
以前老人ホームで機能訓練指導員をしていましたが、いまはデイサービスで機能訓練指導員、作業療法士をしています。
デイサービスでリハビリ?
と思われる方が多いと思いますが、昨今、リハビリを前面に押し出しているデイサービス、多いです。
特に半日だけのデイサービス、多いですよね。
しかしてその実態は?
わたしの数少ない経験と利用者さんからの話によると、
「理学療法士、作業療法士はいるけどそこにいるだけ。あまり話さなかったし何もしなかった」
「あまり関わらなかった」リハビリ職員
この「あまり関わらなかった」ことはリハビリ職員として大問題です。
利用者のホープ、ゴールはなんなのか?
それらをかなえる、かなえられるのか?
かなえられるとしたらそのためにどうすべきか考えているか?
かなえられないとしたらどうすり合わせているか?
リハビリを仕事としているあなたは、対象者とコミュニケーションをとる、こういったアクションを起こす、思考する、情報収集などはリハビリ職員としてできていますか?
「利用者、対象者に寄り添う」「障害のある部位や現象だけではない。そのひとをみる」
リハビリ職としての仕事の基本、根本です。
ここができていなければリハビリにたずわっている、とは言えないです。
利用者、対象者は何を求めているか
リハビリは関わりがすべてです。
もしかしたらあなたは機能訓練、認知機能訓練、それらを行うだけのひと、というスタンスでみられているかもしれないです。
そうだったら、とても残念です。
もっと利用者、対象者の「中」に入っていき、そのひとの生きざまや性格を知る。
いまどう思っているか何を考えているか、どんな暮らしをしているかを知る。
そのうえでのリハビリ、アプローチです。
もっと話をしようよ。
それはノンバーバル、言葉でなくてもいい、言葉でコミュニケートできないひともいます。
それでも通じ合えるものはあるはず。
その人の全てを知る必要はないし、知るだけでは意味がありません。
「おはようございます。今日はお身体の調子、いかがですか?」
「昨晩は眠れました?眠れていますか?」
こんな少しの声かけでいいんです。
「いつも気にかけていますよ」
その気持ちから始まる、その気持ちをいつも忘れないことです。
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