作業療法士としてデイサービスで働いています。
機能訓練指導員という立場です。
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参考記事
機能訓練指導員としてのリハビリ方法を考えてみた
一日の利用者も10人超えるようになり、どのようにすすめていこうか考え、おおよそのやり方を決めました。
- 個別で関わる
- 小集団で関わる
ざっくりしていますが、以前の老人ホームでの方法と同じく、結局このやりかたになるようです。
ちょっとアバウトすぎない?
そうですよね。ちょっと説明します
具体的にリハビリをどう行うか
先日は小集団、6人で平行棒につかまっての足の体操をしました。
いままでマンツーマンで接していましたが、良い効果がみられました。
- 複数人で行うことでわきあいあいリハビリ体操
- お互いの会話で笑顔
- ちょっとした競争心
個別リハビリですがいわゆる集団リハビリも兼ねています。
でも、ひとりひとりを見てアドバイスもできます。
つまり、個別リハビリもできる、というわけです。
集団リハビリを行う前に考えること
今回6人で行いましたが、これ以上の人数は平行棒につかまれませんからこの人数が限度です。
それでも十分な人数、わたしひとりで行うにはちょうどよい人数。
あまり多いと体操中に個別にアドバイスすることが難しくなります。
まず利用者を集める前に気をつけたいのは、このように人数を決めることとレベルを合わせることです。
身体機能ももちろんですが、認知機能的にも同じくらいのレベルの方々を集めることが重要です。
わたしはリハビリ体操だけでなく認定機能の維持のため、楽しくリハビリ体操を行うため、会話し合うことを重視しています。
この日は笑いあいながらリハビリ体操することができました。
集団リハビリでもっとも大切なこと
そして集団でリハビリをするときには、お互いを見てもらうことが大切だと思います。
人間、ひとりで何かを行うのと集団で物事を行うのとでは違いがみられることがあります。
以前、花仕事をしていたときには集団でブーケを作っていましたが、仕上がりが早かったです。
特に、抜群にデキるひとと一緒に作業するといつものスピードからより加速します。
その人につられてスピードアップするだけでなく、ライバル心が芽生えて向上していきます。
これは仕事でも何にでも当てはまる気がします。
今回の集団リハビリ体操でも、体操に参加した利用者の何人かは体操が終わってもさらにマシンを使って引き続き運動していました。
やる気に火をつけた、油をそそいだかんじでしょうか。
この日だけだったのかもしれませんが、お互いの姿を見て何かを思う、自分が変わる、自発的に何かをするようになるということはいくつになってもあり得ます。
「あのひともがんばっているからわたしもがんばろう」
「あのひとには負けたくない」
「あのひとみたいになりたい」
まとめ
小集団リハビリは、こういった効果がみられるのでわたしはよく使う手法です。
今回は6人でしたが20人、30人ではまた違うはずです。
6人だから集団的にも個別でもリハビリとしてかかわれました。
20、30人となると個別に関わることが難しくなるはずです。
そしてほかにも良い効果がみられました。
リハビリはしてもらうものではなく自ら行うもの。
その最たるものの一つではないでしょうか。
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