
さすらう園芸療法士、50代になって思うこと
あなたはいま何歳でしょうか?
この記事を読んでくださっているかたは、20、30,40代、若い方が多いのかもと感じています。
なぜなら、
こんな記事を書いていてこの記事が一番読まれているからです。
ありがたいです。
ブログを読んだ、といって連絡をいただく方はわたしより若いだろうなと思われる人が多いです。
54歳の今は介護真っ最中です。
好きな時に飲みに行き、出かけ、遊びに行き、ということからは少し遠ざかっています。
出かけはしますが行くべきだろうか、と選択しています。
人生グラフを振り返る
わたしの人生を振り返ってみると、
20代
・結婚したが働き続ける
・前・夫や友人とイギリスやオーストラリア、ヨーロッパ、海外旅行に行きまくる
・趣味であるフラワーデザイン、園芸にはまり、花屋に通ったり
30代
・前・夫の仕事の都合でアメリカへ。在米中もオランダなど何度も行き、花の修行したり旅行しまくる
・アメリカでもウェディングフラワーの仕事について働く、園芸療法に会う
などなど、つまり、好きなことを本能のおもむくままに行ってきたわけです。
貯蓄なんて、まったくありませんでした。
バブル期にためたお金は高額なマンションを買わされ(!)、旅行に使うなどしてほとんどなくなっていました。
子どもはほしかったのですが、できなかった。
そこも行動に駆り立てた一因かもしれません。
人生グラフを振り返ってみると、ほんとにいろいろありました。
40代まで大変だったこともあるけれどやりたい放題の人生をおくってきました。
24歳で結婚したのでもし子供がすぐにできていたら残りの20代、自分の時間はほぼゼロだったでしょう。
子育てから完全に手が離れるのは40代。
そこから何かをする、始めることはできると思いますが、50代になると親の介護が始まります。
始まるかもしれません。
いまのわたしのように。
子育てと介護は別
いま義理の父親の介護真っ最中ですが、親が子供にかえる、という表現をされることもあります。
だけど、何十年ものの人生を送ってきた人が子供に戻るなんてことはありえないのです。
そして子育てと違って(子育てもそういう場合もありますが)ゴールが見えません。
老いた親、特に認知低下、認知症をわずらうと、だんだん理解ができなくなる。
ましてや、子育てのように手がはなれる、独立していく、ということはないのですから。
それよりもだんだんとこちらの介護、世話が必要になってきます。
いま、自由な時間はとても限られてしまっています。
義理の父親の介護ですが、夫だけでなくわたしも一緒に介護しないと面倒は見きれません。
一緒にチカラ合わせないとむずかしい、身体もそうですが、心が折れます。
20代はお金を貯めるな、好きなことに使え!
20代30代、若いひとたちは守りに入ってお金を使わない人が多いように思います。
こんなご時世だからかもしれません。
そうかと思うと借金してまで好きなものを買う、使う人もいる。
好きなことやりたいほうだいしてみる、もがいてみる。
いろんなところに出かける、ひとと会う、いろんなものを食べる、飲む。
恋をする、ひとをバカみたいに好きになる。
そういった経験にお金をどんどん使っていい。
お金を貯めるのはもう少し遅くなってからでもいい。
守りに入らず攻めてほしい。
好きなことばっかりやってきた、やり過ぎたわたしですが、それでよかったのです。
50代になったから好きなことをしないかというとそうではなく、やろうともくろんではいます。
ただ、いまはその時期ではない、家族の大変な時期に向き合わなければならない。
仕事と介護の今、大変なこともありますが、いまがいい、いまのわたしがいい、と思えるのは以前のやりたいほうだいがあったからでしょう。
「やっておけばよかった」という後悔がないよう、やりたいことをやりましょう。
人生はほんとうに、ほんとうに短い。

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