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リハビリ職の危機到来?
わたしが作業療法士になった2012年の1年間はセミナー漬けでした。
無料の地区のセミナーでしたのでお金もかからず1カ月に1回程度、
それでも仕事終わっての勉強会はかなりしんどいものではありました。
しかも理学療法士の主催する勉強会については全くついていけず、
なんとかメソッドてなんやねん、というかんじで仕事疲れで半分寝ておりました...
そんななか、覚えているのは、作業療法士による勉強会で、
「リハビリはいずれ介護職と看護職にとってかわられるであろう」という内容でした。
2012年なので5年前の話です。
作業療法士になってまもない無垢なわたし49歳は、
「え~、そうかなあ~?」と思ってしまったのでした。
そして2017年、
介護職と看護職が主体の職場に勤めていますが、
リハビリはやはりリハビリ職が行うものです。
なぜリハビリ職しかリハビリはできないのか
確かにリハビリ病院、老健などでは介護職や看護職もリハビリを行います。
いわゆる「生活リハビリ」というやつです。
それはどんどんやっていただければよい。
しかし、この患者さんや利用者、入居者に生活リハビリをどのように行えばいいか、
どうアプローチすべきか、というところまでできる介護職、看護職に
わたしは会ったことはありません。
もちろん介護、看護職が自ら考えてリハビリを行うことは認められてはいませんが、
リハビリ職員がやっていることを見て考えて同じようにトイレ介助や入浴介助の際、
やってみることはできる、と思う。
しかし、実際にリハビリはリハビリ職が指示を出して生活リハビリに落とし込むというのが
ベストだとわたしは思っています。
やはり評価をして予後を見すえて目標をたてて行うリハビリ、
そこを他職種に伝えて理解してもらい、具体的な生活リハビリを提案できることが大事。
そういった生活リハビリ実施の司令塔になるのがリハビリ職、とすれば、
今後もリハビリ職員は生き残れると思います。
リハビリ職だけが行うリハビリだけでなく、なんのためにこのリハビリをやっているのか、
ということを他職種、家族に説明し、理解して、さらに手伝ってもらえるようにまでもっていけるリハビリ職が
今後必要とされるリハビリ職員だと思います。
担当者会議やプラン説明で説明して理解してもらうまでは今までもできている。
さらにそこから1ランク2ランクアップさせていくリハビリ職員が今後は必要です。
リハビリ職員が淘汰される時代はもう始まっていますし、
これからは自宅や施設で生かせる、自宅での生活に活きるリハビリが必要となってくるはずです。
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