作業療法・リハビリ

リハビリはリハビリ職だけのものなのか その2

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こんにちは!

作業療法士で園芸療法を実践しております、

まつした(@flowerpower_ht)です。

 

 

リハビリ職6年目の作業療法士53歳ですが、まだまだひよっこです。

なので他職種の方には柔らか~くいろんなお願いをします。

 

いまの職場では朝の送りで「この方は車いす自操の方ですが、

今日から食事のときには椅子に腰かけていただいてください」と送ったとします。

さて、できているかな~、とフロアに行くと、車いすに座ったままで食べておいででした。

もうお食事中でしたが、お詫びして椅子に移っていただきました。

 

なぜいままで車いすで食事をしていたのか、なぜ今になって椅子に移乗するのか。

なぜなぜなぜ。

それを送りの時にも理由を述べたうえで椅子への移乗を頼んだ。

 

実行されない。

なぜ。

 

わたしの送りを聞いてないからですね。

この方にこういうメリットがあるからやるんだよ、と言っていてもダメなんですね。

 

「転倒リスクが高いからシルバーカー必ず使ってもらってください」と送ったとしても

フロアで独歩で歩いとるがな。

急いで駆け寄るわたし、すぐそばにいるのにそれに気づかない職員。

気づけないんですね。

 

なんでなん?

 

そう、自分の仕事、手元しか見てないのです。

広い視野が持てない。

 

リハビリ職と他職種との視点の違い

 

リハビリ職はクライアントの変化に対してだんだんすばやく反応するようになってくると思います。

会話中のちょっとした語尾の違い、いつもの手順と違う、顔の表情の変化、

なんかいつもと違う。

と、気づけないとまずい。

 

でもそれを他職種に求めてはいけないのだと思います。

求めてもいいけど完璧を要求してはいけない。

 

彼らの目線とセラピストの目線は異なる。

何を見ているか、が違うのです。

だから、送りで言ったにもかかわらず、椅子に移乗できてなくても何も言わない。

できてなかったらその場で説明してやってもらう。

シルバーカーを持たずに歩いていてもわたしがさっとそばにいって介助して

その後、その場で介護のひとに説明する。

 

「なんで送りで言ったのに気づかないの?」と思っても仕方ないと思います。

すべての職場がそうではないと思いますが。

 

かといって、見ているひとは見ていて、

「このひと、最近こうなんですよね」「風呂のまたぎが大変になってきた」と言ってきてくれることもある。

「歩行器で歩きたいって言ってるけどできますかね」とかまで。

「そうそう、それが生活リハだよね。そういうのこれからもあったら教えてね!」

と言っておけば教えてきてくれるようになる。

 

繰り返しです。

 

リハビリもだけど、それ以前に同僚との根気強いやりとりが大切です。

いわゆる他職種と連携がとれるリハビリ職員、

クライアントのいろんな変化を教えてくれるようなリハビリ職員でありたいと思います。

 

もも

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