平日はあまり書く時間がありませんが、
休日は朝、昼、夜、家事以外の時間に書く時間や読む時間があるのです。
家人に甘えています。
ありがたいことです。
じいちゃんのこと
家人の父親は、認知症です。
長谷川式の点数しかしりませんが、30点満点で5点です(わたしが行った結果ではないです)。
今日の日付はもちろん、自分の名前もおぼつかなく、自分の誕生日も言えません。
発語もかんばしくなく、「あれ」「これ」「えーと」、身振り手振りで訴える状態です。
でもこちらのことはわかってくれます。
でもすぐに忘れます。
膝が悪い、耳がとても遠い、それ以外は元気です。
元気だから心配なことがいっぱいあります。
いろんなところへ黙って出かけてしまいます。
黙って出かけたいわけじゃなく、わたしたちが働きに出ているから、呼びかけても返事がないから、
「ちょっと外に出てくるよ」と言いたいのだろうと思うのですが、言えないのでしょう。
じいちゃんがいなくなったときはもちろんわたしたちは探し回ります。
でもわたしたちは何をしたいかだいたい検討がつくので近くのお店に行ってみます。
はずれなく、その店にいます。
でも、何を買いたいのかが上手く言えなかったり忘れたりして
店員さんが困ってる状態のところを発見したりします。
何が買いたいのかは毎日暮らしているとだいたい察しがつくので
それを示すと「そう、これなんだよ!」と言ってくれるので買って帰ります。
サービスのありがたさ
いまはデイサービスに通っていてその間は安全に暮らしてくれるだろうので
わたしたちは安心して働けます。
わたしは以前同じようなところに勤めていて利用者さんやその家族のことを考えてお手伝いしていましたが
いまは逆の立場です。
じいちゃんがにこやかに通ってくれる今はとても助かります。
でもじいちゃんは、自宅を離れてデイサービスで過ごさなければいけない、嫌だなと思っているかもしれません。
デイサービスの方からは「いつもにこにこして良い方ですね」と言われ、それを聞くとほっとします。
ほっとするのはわたしたちの満足で、じいちゃんはそうではないかもしれない。
いずれ近い将来、じいちゃんが「デイサービスに行くのは嫌だ」と拒否する日が来るかもしれません。
それはそれでまた考えましょう。
じいちゃんがいまみたいに、にこやかに過ごせるよう、いっしょに考えましょう。
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