リハビリにもアロマオイル(精油)を使っているわたし、作業療法士です。
アロマセラピストになったのは園芸療法、植物つながり、ということは想像に難くないと思われます。
アロマオイルでリハビリできるの!?
だいじょうぶ??
アロマオイルは植物からとれたエキスなので、薬のもとになるもの。
- 取り扱いが大変じゃない?
- 間違って使ったら何か起きそうで怖い
- どのオイルをどう使っていいかわからない
- アロマオイルってどこで買えるの?
- 資格が必要なの?
なんていう疑問があるのではないでしょうか?
最近の活動のひとつをご紹介しながらご説明します!
そもそもアロマって何?
アロマ、アロマセラピーと言いますが、つまりアロマ=芳香、セラピー=療法で芳香療法です。
もともとは植物だったものから花や葉を蒸留、果実や葉を圧搾することで得られた精油を使って鼻から香りの成分を吸収したり油と一緒に薄めて肌につけて肌から吸収するなどし、薬効を利用するものです。
精油は古くはエジプト時代、亡くなったひとの防腐処理に使われたミルラなどから始まります。
そのほか、さまざまな植物に薬効があることを古代のひとたちは知っていて、それらが現代に伝承された形になります。
一番おススメ!アロマセラピーの第一歩
アロマディフューザ、というものをご存知でしょうか。
香りを空気中に発散させて匂いを楽しむ、ひいてはこころを落ち着かせたり高揚させたりする効果のある方法です。
もしこのような装置がなければ陶器のコップにお湯を張り、そこに精油を1、2滴垂らすだけでも香りが広がります。
お部屋の臭いが気になるときにつかってもいいですし、お部屋でリラックスしたいとき、勉強・仕事に集中したいときなど、それぞれのパターンに合った精油を使って香りをかぐことで効果がアップします。
あまりアロマオイル=精油を使ったことがない方には芳香浴は始めやすい方法です。
芳香浴におススメ精油(アロマオイル)
たとえばリラックスにはよく知られているラベンダーです。
気持ちを落ち着かせて不眠症に効く、などと言われますよね。
ラベンダーは穏やかな作用をするイメージがありますが、抗菌、抗炎症作用などもあり、身体を守る強さも持ち合わせています。
一方、勉強に集中したい、頭の回転をよくしたい、というときにはローズマリーの香りがよい、と聞いたことはありませんか?
認知症予防にもよく使われる香りとされています。
健脳・血流促進作用などがあります。
そのため、脳の活性化に効くとされます。
単体で使うと薬のような香りがしてあまり好きではないと言われるひともいるので、すっきりした香りのペパーミントや爽やかな柑橘系のシトロネラなどと合わせるとより効果的です。
芳香浴はリハビリ導入への一歩
このように、芳香浴はアロマオイル=精油1、2種類あれば始められる簡単なものです。
リハビリを行うとき、特に認知症の方との小集団を行うときに芳香浴を行ってみてはいかがでしょうか?
介護の場面でも有効です。
穏やかな気持ちにさせるラベンダーは夕方、認知症の方々が不穏になるときに使ったり、ローズマリーは朝や昼過ぎ、眠そうな表情をされているときに使ってみるなど、時間帯によって使い分けるのが有効です。
ただし、間違って精油の入ったお湯を飲んでしまわれないよう、手の届かないところに置いてくださいね!
これなら簡単に始められそうだね。
早速あしたからやってみようかな?
そう、お湯に少し垂らすだけでいいので簡単に始められますよ。
わたしたちも良い香りの中、仕事ができるから素敵よね!
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