生き方

一度は見てほしい、フラワーデザインの頂点!オランダ・Eeldeのフラワーパレード

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こんにちは!

作業療法士で園芸療法を実践しております、

まつした(@flowerpower_ht)です。

 

 

オランダで開かれるフラワーパレードのことを話したい

わたしが初めてオランダに行ったのは2000年冬。

3カ月間、花屋で手伝いながらフラワーデザインの学校に行ってみたりして、いわゆる花留学のようなものでした。

2000年12月から2001年2月まで、それはそれは寒いオランダ、その中でも北にあるフローニンヘン(Groningen)。

地図を見ればおわかりのように、かなり緯度も高いです。

冬は雪、吹雪くこともあれば道が凍り付くこともありました。

 

その中を毎日花屋に通い、わからないオランダ語に囲まれ、まみれ、なんとなく英語で通じ合ってあっという間に3カ月は過ぎました。

2001年2月、オランダを去らなければならないとき、ほんとうに、本当に、オランダを離れたくなくて。

一緒に行ったUさんと「帰りたくない」と毎日涙ぐみ、それでもその地をいったん去りました。

 

3ヶ月過ごした花屋さんたちとはすっかり親友となり、未だにやりとりしています。

その1年後にもオランダ、ユトレヒトで数週間過ごし、花屋さんたちとの再開を果たしました。

 

オランダの友人との再会、そしてフラワーパレード

村の人が植えたダリア。その花を摘むところからフラワーワゴン作りが始まります

 

時は流れ、2005年8月。

 

アメリカでのビザが切れ、日本に帰国する前に寄ったオランダ、懐かしいフローニンヘン。

まさに年に1度のフラワーパレードの時期でした。

9月第1日曜がその晴れ舞台となります。

そのために、フローニンヘン(Groningen)から南にあるエールデ(Eelde)という村でフラワーパレードの1チーム、「セントラム(Centrum)」に参加しました。

フラワーパレードの約1週間前くらいから小屋に集まってみなで山車、フラワーワゴンを作るのです。

 

ワゴン、といっても小さいものではなく、高さは建物の3階くらい、長さはアメリカで見るようなトレイラーより少し長いくらい、かなり大きなものです。

セントラムというグループには約100人の参加者!老いも若きも赤ちゃんも。

このお祭りのために里帰りするひともいます。

老いも若きも力を合わせてワゴン作り

 

9月初めの日曜の前日、土曜日にはフラワーワゴンは審査されるため、その日の朝までにワゴンを仕上げないといけません。

そのため、金曜日は徹夜仕事となります。

土曜の朝、ワゴンを提出するまでわたしたちはチェックをし、手直しをして、提出します。

フラワーワゴンが完成し、小屋から出すところ

 

このフラワーワゴンの作製に2005年から3年間通い、そのあとは作製には参加しなかったものの、見学させていただくこと3回。

その間、いろんなワゴンを見せてもらったし、参加して作製、金曜日が明けたときには手指が腫れて動かないほどの重労働でした。

ただ花で飾るだけでなく、オランダのフラワーデザインの粋を凝らしたものなので、ひとつひとつのフラワーワゴンは芸術作品と言えます。

完成した時にはみんなで抱き合って喜びたいのですが疲れ切ってそれどころではないくらい疲れ切ります。

足場から落っこちそうになりながらワゴン装飾

 

そして土曜日に審査され、次の日の日曜には本格的なフラワーパレードで村を練り歩きます。

そのフラワーワゴンである作品ひとつひとつは圧巻です。

 

行って、見て、知ってほしい、オランダのフラワーパレード

日本でこういうフラワーパレードが紹介されることはあまりないように思います。

残念ながら画像や動画では伝わらないものがたくさんあるからかもしれません。

素晴らしい作品ばかりなのですが、実際、現地に行って見て触れないとこのイベントの良さは理解できないかもしれません。

それでも今年もフラワーパレードが催されます。

You TubeでもBloemencorso Eeldeで検索すればヒットします。

 

できれば、ただフラワーパレードを見るだけでなく、作製に参加し、現地の人たちと触れ合うことでほんとうの良さを感じることができるのですが、このEeldeという町は小さいのでツアーを組んで訪れるひともない。

とても残念に思います。

オランダやドイツでもこのようなフラワーパレードは催されていますが、芸術性の高さではこのEeldeのパレードがダントツです。

ただきれいなだけではない、ときには理解されない、されにくい芸術にも触れることができます。

 

もしこの時期オランダに行かれるひとがいたら、オランダの北の都市フローニンヘンGroningenに近い小さな北の村、エエルデEeldeに寄ってみてください。

フローニンヘンGroningenから車かバスで南下するか、Eeldeから少し離れた町に泊まって、オランダの代名詞である自転車、サイクリングでフラワーパレードを見に行くのも楽しいです!

わたしの第二の故郷と思っているオランダ。

見どころもいっぱいありますし、ヨーロッパ旅行に行かれた際はアムステルダムだけでなく北の方にもぜひ寄ってみてくださいね。

 

 

もも

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