こんな夢の実現にむけて準備しております。
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4月。
新しいスタートを切ったひと、おめでとうございます。
これから新しいことに向けて、期待、やる気もっているひとが社会に出てきているのですね。
桜は間に合わなかったところもあるけれど、新しい季節、という感じの春です。
園芸療法士で作業療法士のわたし。前・職場の今を知る
昨日、前・職場のひととやりとりしたのですが、わたしの代わりに新しいリハビリ職員が機能訓練指導員として入ってきたようです。
20代、わたしよりずいぶん若い理学療法士の女性だそうです。
病院の経験があるとのこと、新卒ではないから大丈夫でしょうと思っていたらそうでもないみたいです。
いまだにわたしのリハビリが良かった、と入居者、家族からクレームがくるそうです。
ありがたいやら残念やら。
何が違うのでしょう。
新しいリハビリ職員は「居るだけ」のひと、とその元・同僚が言っていましたから、集団体操くらいはやっているのでしょうが、個別に回ることができていないのかもしれない。
でもそれはわたしの推測で、実際はどうか、わからない。
それでもクレームがくるというのはリハビリをうたっているホームとしてはよくないですね。
「居るだけ」の機能訓練指導員やリハビリ職員なら必要ない、という気もしますが、ホームとしては「居てくれるだけでもいい。むしろ居てもらわないと困る」というオトナの事情のあるところなのでいいんじゃないでしょうか。
迷惑なのはそれを信じて入ってくる入居者です。
リハビリ職。目指すところは「毎日がリハビリ」
新卒でこういったホームや特養にいきなり就職することは少ないと思いますが、もしかしたらそういうこともあるかもしれません。
いわゆる機能訓練指導員として入ったのであれば、リハビリをするのは二の次、と考えておいた方がいいと思います。
じゃあ、リハビリってなに?という話です。
例えばお皿洗いを以前していた方にお皿を洗っていただくのもリハビリ、リ・ハビリテーションのひとつ。
自分で洋服を選んで朝着替えをし、身なりを整えることを継続して行うこともリハビリと言えばリハビリ。
毎日が、リハビリ。
機能訓練指導員でなくてもリハビリはできる。
では、リハビリしなければいけない場面というと、自ら、もしくは他職員ができないようなリハビリを機能訓練指導員が見つけてリハビリを行う、もしくは他職員、入居者自身に行うようアドバイスするわけです。
それがわたしの代わりに入ったリハビリ職員にはできていないのじゃないかなと推測はしています。
リハビリ職、まず「現状を知る」こと
病院のようにゴールがあってそれにむかってボトムからゴールを目指すことは老人ホームや特養ではあまり意味がない。
もうすでにゴールに達しているところから掘り下げていく、逆パターンが多い。
多くの入居者は高齢者が多いので、今の状態を維持することがゴールになることが多いです。
なので、今の状態を知っていなければリハビリもできない。
それに、いつもと違う、少しの変化に気づき、対応できないと、高齢者は思っているより容易に急変します。
たとえそういった目を持っているとしても自分ひとりだけでなく、他職種にも見て気づいてもらい、情報をもらわないとなんのためのリハビリ職員なのか、ということになります。
日頃からそういう目で見れていれば、悪い変化や事故は減らせる。
移乗、トイレ、入浴、食事、居室内、すべての入居者のADLを見るために介護に入らせてもらい、自分でやってみることで介護方法のアドバイスを提案してみる、入居者の能力を活かす。
アドバイスするだけでなくそのあとも引き続き様子を見るために介護に入る。
介護方法を見ると自分がやってみるとでは全く異なるので、必ず介護してみる。
もちろん、介護職員の許可を得て、です。
こうやって介護職員から情報を得るために、毎回ではないにしろ、介護もやってみる。
リハビリ職なのに移乗方法がわからない、ベッド上でポジションニング、体位交換がわからない、ましてや車いす操作がわからない、では済まされないですものね。
リハビリ職員としてまず「やってほしいこと2つ」
新しくリハビリ職員となった方へ。
いろいろ書きましたが今は読むだけで、まだやれなくても大丈夫。
リハビリ職員とだけ話をするのではなく、他職種のひとともどんどん雑談を、話をしてください。
介護職員、看護職員はもちろん、ドライバーさん、業務さん、ボランティアさん、お掃除してくれる人、厨房のひと。
職員みんながいろんな方向から入居者、利用者、患者さんを見ています。
いずれ職員同士会話するようになれば、ふとした話から思いがけない情報を得ることができます。
そして入居者、利用者、家族だけでなく、職員みんなに挨拶をしてくださいね。
挨拶すると必ずいいことが生まれます。
話をすること、挨拶すること。
いい人間関係が生まれ、いい仕事ができ、素晴らしいセラピストになれる一歩ですから。