作業療法・リハビリ

作業療法士、事件は現場で起きている、のに

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いつもありがとうございます。

まつした(@flowerpower_ht)です。

 

今月いっぱいでこの職場を去るわたしですが、今年からスタッフ一新でさらに悪化の一途を辿る職場です。

 

落胆の日々

 

新しい看護師はこの職場に来て10日経とうとしているのにほとんどお客様と直接関わろうとしません。

この施設のことがわからないから、と、ほとんど一日事務所に座って、他スタッフに尋ねて情報を得ようとします。

訳あって引継ぎがほとんどなかったけれど、前にいた看護師が残していってくれた引継ぎメモがあるので、

それらを読めば他スタッフに聞く必要はないはずなのです。

わたしは朝の送りが終わったら事務所を出て現場に出てしまうので詳しい状態はわかりませんが、

事務所で仕事をしている他スタッフは自分たちの時間が割かれて迷惑、という状態になっているらしいです。

 

先日往診があり、いっしょに回ってみたのですが、お客様のことを書面やスタッフからの情報からしか知らないため、

実際、この数日間、お客様がどういう状態にあるのか全くわからない。

医師に今抱えている問題を聞かれて一応は答えられはするものの、とても薄い内容だけ。

往診に来た医師も困惑、イライラ。

この往診の一件でこの看護師がこの施設のことを理解できたでしょうか。

 

無駄な声=無力

 

今までの職場で関わって来た看護師たちは「えーっと」とか「うーん」と言ったひとりごとのような言葉を漏らす人は一人もいませんでした。

新しく来た看護師はそれが口癖なのか、よくそういったひとりごとをよく言います。

そう言った言葉を漏らすことが今の看護師の力量を示しているようです。

 

「えーっと」とか「うーん」といった言葉を発する間というのは、何かを考えている、迷っている、困っているということでしょう。

能力に長けている人はこのような無駄な声を発しないです。

瞬時に考えて結論を出し、答えを出すことに時間がかかりません。

無駄な掛け声を漏らすような時間はない、その前に行動しているからです。

 

このような声を漏らすことで周りの人間に「この人は本当に理解しているのだろうか」という不安をもたらし、

「ああ、この人は理解していない、信頼できない」と相手を落胆させることになります。

 

 

事件は現場で起きるもの

 

新しく来た看護師はいつになったら施設のお客様と接するようになるのでしょうか。

クライアントとコミュニケーションをとりたがらない、そういった能力が劣っているのは医療職にとって致命的です。

処置は派遣の看護師に任せてしまっているので、施設を回る、いわゆるラウンドをする必要はありません。

しかし、ラウンドをしない看護師など未だかつてお目にかかったことがありません。

 

事件は現場で起きる、すでに起きているかもしれない。

 

高齢者の多い施設ですがここは維持期の施設ではありません。

急変や転倒、事故の多い施設です。

現場を知らない、知ろうとしない医療職員は、クライアント、全てのスタッフにとっても致命的です。

 

 

 

 

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